かげろうの殺しかた
あとがき
最後までお読み下さった皆様、あとがきを先に読んでこれから読み始めようかなという方、

この作品を目に留めて下さり有り難うございます。


導花線のメイン作品「恋口の切りかた」の狐火編サイドストーリーとして、恋口本編では脇役の秋山隼人に焦点を当てて執筆を続けて参りましたが、このたび、無事完成させることができました。

この作品では、恋口での現代口語のノリを極力排して、正統派の時代小説を目指してみましたが、いかがでしたでしょうか。

導花線が好きな山田洋次監督の藤沢作品の原作を読んだ直後に、突発的に書きたくなって書き始めたお話なので、秘剣は出てくるわ果たし合いの話だわ…小説をお読みの方には、隠し剣シリーズまんまじゃん!? みたいにバリバリ影響を受けているのがわかるかと思いますが(^^;)逃げ水や陽炎、また想思鼠という美しい日本語の響きを持つ色などの要素と、秋山隼人というやる気のない侍を中心に据えて、オリジナリティも出るように頑張ってみました。

書き終えてみるとやはり力不足は否めませんが、気怠くメランコリックな青春の雰囲気を醸し出せていたらいいなあ、と思います。

また、恋口をお読みの方には、恋口本編の軽い口調を時代小説に直すとどうなるか、という違いも楽しんでいただけたら嬉しいです。
この物語に出すことを見据えて、蜃蛟の伝九郎の口調は本編でもあんな感じになっています。

導花線の本来の文体は、この作品の冒頭部や別作品「泣いた赤色、うたかたの青」のような感じなのですが、時代小説にはあまりそぐわないので、この作品でも中身の文体は意識的に変化させてみました。

終わり方はできるだけ淡泊にあっさりした感じにしたくて、こうなりました。
それでも何か読者様の中に余韻の残る作品となっていれば幸いです。

って淡泊すぎですかね?σ(^_^;)
読者様から何かご指摘いただいたら、冒頭部とのバランスを考えてそのうち加筆修正するやもしれません。

それでは、おつき合いいただき有り難うございました。

(2010.4.30 導花線)
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