僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
『‥‥‥ありがとうございます。』

私はお礼を言い依頼料を支払った。

『‥‥せな‥私の実家に行こう。
私の実家知ってる人はせなと琉輝星と正之だけだから大丈夫だよ。

適当に変装して友達に車借りて行こう。
父さんにも言っとくから。

琉輝星。
誰にも実家教えちゃダメだよ。
星愛にも教えちゃダメ。』

『なんで星愛も‥‥‥』

桜は呟く様に言った。

『‥星愛の顔‥バレてるから‥‥‥‥』

琉輝星は意味が分かったのか頷いた。

星愛ちゃんが後を付けられる可能性もある。

だからしばらくは私から出来るだけ遠ざけないと‥。

『ペルツは‥?』

『連れて来なよ。
置いとけないでしょ?

正之が来たらすぐに出よう。
せなウィッグあったよね?』

『一応、黒のショートと茶色のロングとかあるよ。』

私はクローゼットからウィッグを4つ出す。

黒のショート
オレンジっぽい色のショート
茶色のロング
茶色のウェーブが入ったのロング
この4つ。
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