僕 の 愛 し い 人 [ホラー]
『?!』

『ああ、正之君。
煙草でも吸いに来たのかい?』

バレてた‥

『‥すいません。
立ち聞きなんてマネ‥』

『えーよえーよ。
気使ってくれたんやろ?』

‥‥聞いて‥いいのか?

何を話していたか‥‥

『正之君。
少し‥難しい話しをしていいかな?』

『‥なん、ですか?』

『まぁまぁ。
そう硬くならんでもええから。
タバコでも吸いながら話ししょーか。』

そう言って2人はタバコに火をつけた。

『あぁ、そうや。
義兄さん。
おかんが姉貴のこと早く忘れて再婚していいでって言うとったで。』

『いや‥‥‥‥
僕は百合子を愛してたから‥。
再婚なんて考えられないよ。』

少し状況が掴めてしまった‥。
< 120 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop