僕 の 愛 し い 人 [ホラー]

絶望

『う‥っ』

ズキズキと痛む頭を抱えながら私は起き上がった。

そういえば殴られたな‥。

桜は無事かな?

殴られた所には包帯が巻かれていた。

『‥‥‥‥ここはどこ?』

女の子が好きそうな部屋。

女の子と言っても子供の女の子が好きそうな部屋。

ピンクの花柄の壁紙
白い生地にレースの着いたベッド
茶い木の机
薄いピンクのスタンドライト
熊やウサギの大きなぬいぐるみ‥

子供部屋の様な物ばかり。

そして私の服は何故か真っ白なワンピース。

『‥なんで?』

ガチャリと冷たい音が部屋に響く。

私は反射的にドアを睨む。

『あぁ雪梛。
目が覚めたかい?』

この男は‥‥‥‥

『あんた桜を殴った糞野郎ね。』

私は横目で睨みながら話す。

『ここはどこ?
着替えさせたのあんた?』
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