百万回のイエス
「おう!ジェットコースター行こうぜ!」
浜岡が調子良く言う。
麗奈の手をぐいと掴んで引いた。そのまま歩きだす。
「ちょ!愁!待ってよー!」
麗奈が浜岡に引かれるままついていった。強引だな、と思いながらも、俺もユキに声をかける。
「行こうか?」
8つも下の、しかも女子高生にどう話しかけたらいいのかなんてまったく分からない。
「あ、はい。」
彼女が小さく声を出して、浜岡たちの後を歩きだした。