猫耳姫とメガネ王子
壱のお母さんは私達が学校へ行く時間くらいに家を出て、働きに行っているので、実はほぼ毎日顔を合わせている。


「さぁ、座って座って」


そう言ってダイニングテーブルに置かれたのは、いい匂いのするカレーライスだった。


「わぁ、私の大好物」


「でしょう? おばさん唯ちゃんの好物忘れてなかったのよ。自分でも驚いてるわ」


ニコニコと微笑むおばさんに、こっちまで嬉しくなってくる。
< 30 / 473 >

この作品をシェア

pagetop