キョウアイ―狂愛―




(面白い……)



サイファの去った広間で領主は一人含み笑いをした。

30年前の事件より、提携を結び、こちらは血の提供、リドルは並外れた戦力を。
今まで上手くやってきたつもりはあるが、奴等はいつ裏切るか知れない。


人ならざる者。


より確固な切り札を手中に収めたいものだ、と前々より考えていた。




「ローヌ」


「は、」



現れた部下に、領主は、リドル家の動向を探るように命じた。




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