キョウアイ―狂愛―
「お頭に聞けば、きっとあんたの知りたい事が分かる。
着替えたら、お頭の所にいって聞いてごらん?」
それだけ言うとランは部屋を出ていった。
「おおぉ………」
「ほぇ〜……」
「……かわい〜ぃ」
しばらくして着替えて出てきたクレアは、男達のなめるような視線を浴びていた。
ランに渡された服は、やはり露出が多く足が丸見えだ。
クレアは男達の視線にゾクッとしながらも、赤毛のお頭を探した。
「お頭なら外にいますよ。きっと川の傍の岩場でしょう」
ラッドと呼ばれていた男が気をきかせて教えた。
「ありがとう」
「いえいえ」
ラッドの紳士的な態度にクレアはホッとしながら家の外に出た。
外から見ると、家は本当に小さく山小屋といった感じで、よくあんなに大人数の男達が入っていたな、とクレアは驚いた。
山小屋の背面は高い崖がそびえ立ち、周囲は木々が繁っている。
アジトにはもってこいだ。