甘い魔法②―先生とあたしの恋―
心配症の諒子に呆れて笑みを零すと、それを先生に怒られる。
「笑ってる場合じゃねぇだろ。
大体、ストーカーってなんだよ。俺、一言も聞いてないけど」
本当に怒ってる様子の先生に、緩んだ頬をなんとか引き締めてから言葉を探す。
「あの……ストーカーとかじゃないと思う。
ただ、今日初めてそんなメールが来ただけで、今日まではそんな事一度もなかったし……」
「今日が初めて? ……でも、そんな文面、ストーカーだろ。
なんですぐに俺に言わないんだよ」
嘘だって事がバレないかハラハラしていると、先生は相変わらず不機嫌そうな声で答えた。
不機嫌だって事は、ストーカー疑惑を信じてるって事。
それを聞いて、なんとか上手く誤魔化せた事に胸を撫で下ろす。
「なんで言わなかったんだよ」
すぐに返事をしなかったからか、再度聞かれる。
なんでって……、そんなの決まってるのに。
「……だって、学校ではあまり軽はずみな事しない方がいいと思ったから。
それに、あんなメールだったから、その後すぐに先生に相談しに行ったりしても……なんかバレちゃいそうで怖かったし」