My fair Lady~マイフェアレディ~
「今?現在?」

「そうだぞ」

ていうことは。彼が俺を初めて拾った日は…22歳
ぇええええ?!!そんなに若かったの?!

「うっそ」

「まっじ」

俺の驚きの言葉のテンポに合わせてネオードが返す。ていうか変らないパパンって…。

「あ~あ。ひでぇな。今までユウにそんなおじさんに思われてたのかよ。こりゃロード
に報告だな」

「や~め~て~!てか、別に対してイメージ変わらないし」

「お!言いやがったなこのヤロウ~!!」

グリグリ頭を押さえつけられて前が見えない。だから俺は必死でネオードの腰にしがみ付いて歩く。
きゃははは!と笑い声が原っぱに響く。そして俺は思い出したかのようにネオードに尋ねた。



「そういえば、パパンって何のお仕事してるの?」




一瞬空気が止まった。




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