My fair Lady~マイフェアレディ~
食事はやっぱりパパンの手料理。
今日はネオードも食べていくみたいだ。
「ほら、お前の好きなスープ」
「わ~い」
彼の作ってくれたスープ。大皿に合わせたスプーン。
「でかっ!」
それにネオードが驚いているようだ。
「こいつすげー飲むんだよ」
ステーキを切りながら彼は言う。ネオードは未だ唖然と俺を見ていた。
「ユウはコンソメスープが好きなのか?」
「んーん。パパンの作ったスープは全部好き」
にっこり笑って言えばパパンが「あーん」と言って切った肉の欠片をくれた。それをパクリと食べる。
もぐもぐと食べる俺に二人はどこかホッとしていたようだった。