My fair Lady~マイフェアレディ~
「何だ、お前達は」
ロンナが男達を睨む。男達は初めこそは驚いたものの、ロンナが一人だという事を知るとニヤリといやらしい笑みを浮かべた。
「へぇ、美人じゃん。へっへっへ。久しぶりに…」
ロードは投げ出され、腹が膨れて体力のついた男達は一斉にロンナに襲い掛かった。
まるでハイエナが倒れたシマウマの肉を貪り合うかのように。
ビリと服が裂ける音。
ロンナは必死に抵抗した。殴り、蹴り。
だが、普段のロンナなら、防げたかもしれない。
けれど、ロンナもロードと達と変らない……まさに瀕死の状態。
そして六対一という絶望的な差。
簡単に押さえつけられ。無数の手に身体を撫でられる。
水音が響き男達が次第に興奮して笑い声が響いていく。
「おお……すげぇ…へへ」
「俺が一番だ」
「腕入れてみねぇ?」
ロードには男達が何をしているのか理解が出来なかった。
母は一声も声を上げなかった。
それは何時間かに及んだ。
それでも、母は一度も声を上げなかった。
頬を叩かれても男共にオモチャのように扱われても。
母は歯を食いしばって声を上げなかった。