シュガーベイビー★キス
「……………ひまり?」







自分でも驚くほどの大声を出した瞬間、あたしの目からボロボロと涙がこぼれた。









「ひまり……どうして泣いてるの?お願いだから泣かないでよ…ね?」





いやだ………………



来ないで……………



触らないで……………
















「……たすけて…………泉…先輩……」







「ひ…ひまり…………?どうして………」







自分でも何でこんなこと言ったのか分からない。だけど…助けて欲しかった。今すぐ連れ出して欲しかった。



他の誰でもない。




泉サマに。









「これで分かったろ…。お前がどんだけ想っても、今のままじゃ神戸は振り向かない。独り善がりじゃ恋愛なんて出来ないんだよ…。」





泉サマは立ち上がるとフラつきながらも、パイプ椅子に巻かれていた縄を丁寧に外してくれた。




修平くんはうずくまったままピクリとも動こうとしない。




まるで初めて会ったときのように、小さく、うずくまって。





修平くん……………










「…行くぞ。」




「あの…!待ってください…」



「神戸…?」




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