シュガーベイビー★キス
昼休み、彩ちゃんに事情を話すと「頑張ってこい!」と言って背中を押してくれた。
お弁当を隠しながら図書館の中に入る。
「おじゃましまーす……あれ?」
図書委員の人も昼食を取るために出ていったようで、広い図書館の中は本当に誰もいない状態だった。
……人が全くいないのも怖いんですけど。
キョロキョロと中を見渡すと、地べたにあぐらをかき、棚に寄りかかりながら本を読む人影が見えた。
あれは………
「泉…サマ?」
「……あぁ?…って神戸か。サマで呼ぶなっつーの。知らん女かと思った。」
「ご、ごめんなさい…」
つい心の声が…
「来るの早かったですね。遠いのに…。」
泉サマの前にちょこんと正座する。
「お前がおせぇんだよ。どうせちんたら歩いてきたんだろ。」
う……
口が悪いのは相変わらずですな…
「…うし。メシにすっかー。」
パタンと本を閉じるとカバンからコンビニで買ったパンを出し始める泉サマ。
「…地べたで食べるんですか。」
机あるのに。
「地べたの方が体勢的にラクだから。それに…」
そう言うと泉サマはあたしの横に移動した。
「こうやってくっついて食べられんじゃん?」
じゃん?と聞かれましても…
「お前も食べれば?」
「は、はい!いただきます!」
慌ててお弁当を広げる。
お弁当を隠しながら図書館の中に入る。
「おじゃましまーす……あれ?」
図書委員の人も昼食を取るために出ていったようで、広い図書館の中は本当に誰もいない状態だった。
……人が全くいないのも怖いんですけど。
キョロキョロと中を見渡すと、地べたにあぐらをかき、棚に寄りかかりながら本を読む人影が見えた。
あれは………
「泉…サマ?」
「……あぁ?…って神戸か。サマで呼ぶなっつーの。知らん女かと思った。」
「ご、ごめんなさい…」
つい心の声が…
「来るの早かったですね。遠いのに…。」
泉サマの前にちょこんと正座する。
「お前がおせぇんだよ。どうせちんたら歩いてきたんだろ。」
う……
口が悪いのは相変わらずですな…
「…うし。メシにすっかー。」
パタンと本を閉じるとカバンからコンビニで買ったパンを出し始める泉サマ。
「…地べたで食べるんですか。」
机あるのに。
「地べたの方が体勢的にラクだから。それに…」
そう言うと泉サマはあたしの横に移動した。
「こうやってくっついて食べられんじゃん?」
じゃん?と聞かれましても…
「お前も食べれば?」
「は、はい!いただきます!」
慌ててお弁当を広げる。