シュガーベイビー★キス
「あー…いや…あるんだけど学校で渡すのは不可能かと思って…おうち置いてきちゃった。家帰ってそれから渡そうと思って。」



「なんだ、そういうことか。ビックリしたー!なんだかんだ言ってラブラブじゃん。」




ラブラブ………



ではない気もするけど…。




でも久しぶりに泉サマと会えるんだと思ったら今からわくわくしてきちゃったな。




「あ!彩ちゃんにもチョコ作ってきたんだ!」



「マジで!?ありがと☆」



「あと修平くんにも!」



「……アンタってどこまでもイイやつだね、本当。涙出るわ。」




修平くんも…大事な友達だからね。




教室についてから修平くんにチョコを渡すと「ありがとう!」と感動して泣いていた。



喜んでくれたなら良かった。




学校が終わってから急いで家に帰り、冷蔵庫にしまっておいたチョコを取り出す。



頑張って作ったけど……






マズいって言われたらどうしよう…



…………そしたら食べないで下さいって言えばいっか。





キレイに包装して紙袋に入れる。



それから…あのとき買ったプレゼントも忘れないようにしないとね。




「よし……行くぞっ!」




気合いを入れ、真白家へと向かった。



駅前でバスに乗り、真白家近くのバス停で降りる。




ここから歩いて5分くらいだっけ…




「あ……雨。」



歩き出してすぐポツポツと雨が降り出した。



バレンタインに雨なんてなんだか気分落ちるなぁ…



急ごうっ!



あたしは紙袋を抱えると早足でまた真白家へ向かった。


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