☆マーメイドLOVE☆
「教えてあげる代わりにそれ相応の代償を払ってもらう事にします」
「それは?」
私はわざとらしくニヤっと笑ってみせる。
「死後の王妃の魂を、死んでも王妃は二度と生まれ変わる事はできませんよ?あぁ、それと海水に少しでも触れると泡となり消える呪いも」
「わしを馬鹿にしているのかっ!!!もうよい、そこの者この者に水をかぶせよ」
王は怒り狂いアシェルに水をかぶせるように命ずる。
嗚呼、なんて愚かなの!
私は深いため息をついた。
「結局、あなたが一番大切なのは王妃ではないのね・・・今のはためしただけ、貴方がどこまで王妃を大切に思っているか・・・」
私は哀れみの視線を王にむける。
その直後私は水を頭からかぶった。