飲まれ刻む

 息苦しくてネクタイを緩めたと思われる先輩の首に、何かがつけられていた。

 銀のチェーンにリングが通してあるシンプルなものだった。

 思わず手に取って見る。

 リングのサイズが小さいことから先輩のものではないことが予想できた。

 よく見るとリングの内側に何かが刻まれていた。


「え……これって、去年の今日の日付?」


 もしかして……。

 今日は何か大事な日だったんだろうか。

 なんでこんな日にこんな場所で酔い潰れているのだろうか。


 私なんかと一緒に。


 確認してみたいのだが本人は目が覚める気配がない。


 その寝顔は早く時間が過ぎないかと願うように思えた。


 End.


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