Crazy Love
「おい、理央」

今日理央を抱いたら俺は彼女を想ってしまう。そんなのはダメだ。

俺は理央を振り払おうとした。

「誰にでもこんな事する訳じゃないの。ホントは凄くドキドキしてる……お願い、恥ずかしい思いさせないで」

すると理央は震える声でそう言うと、俺にすがるような眼差しを向けた。

こんなことを言わせるほど、理央は思い詰めていたのか……

そんなことにも気付けない俺。最低だ。

理央の健気さに胸が詰まる、と同時に沸き上がる理央を愛おしく想う気持ち。

俺はゆっくりと理央の唇に唇を重ね、そのまま明るい部屋で理央を抱いた。
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