好き。



―…






今のところ5分は走り続けた。


でもセリは見つからない。





「そこ邪魔っ」


「キャッ…」






ドンッ






誰かとぶつかった。






「邪魔っつっただろ!」






ぶつかった相手を見ると、赤毛の女だった。






「痛ってーな!そっちがぶつかってきたんだろ」






あたしを睨み付ける赤毛。





「今お前に構ってる暇なんてないから」


「はぁ?!」











< 56 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop