好き。
構う必要なんてない
今はセリを探さないといけないから
「てゆーかこの学校、先輩と後輩の仲悪いんだね」
赤毛が一緒にいた茶髪の友達に話しかけた。
「確かに。普通、先輩が後輩の髪引っ張ったりしねーよな(笑)」
あたしが見た光景と一致。
「そっ、そいつら、何処行った?!」
あたしは慌てて赤毛に聞く。
「え、何よ急に」
「いいから教えろ!」
「んー…?分かんねーけど南校舎の階段上がってたから屋上じゃね?」
南校舎の屋上…
あたしたちがさっきまでいた校舎と反対側の校舎。
「さんきゅっ」
あたしは南校舎へと向かった。
「なんだ、あいつ」
「ムカつくけど美顔!まじ苛つく~」