さらわれ花嫁~愛と恋と陰謀に巻き込まれました~

本当に聞きたいこととは少し違うが、やはり直接的な質問は恥ずかしい。

レイラは慎重に言葉を選びながら話を続けた。


「リア国のことは・・・。

きっととても大変だと思うけど、お姉ちゃんもいるから大丈夫よ?」


本心ではない。

けれど、自分が王になることを助けるつもりでサジが結婚を承諾したのだとしたら、

そんなことは耐えられそうもなかった。


だが、サジは肝心なところには触れず、なぜか予想外の場所をひっかけた。


「いや、カマラはリア国を出ることになるから、お前を助けるのは無理だろう」


「どうして?」


「多分私たちと入れ違いに、レガ国にくることになるだろうからな」


「あぁ、お姉ちゃんもお礼を言いに来るのね」


ミゲルとカマラを助ける援助をしてくれていたのが、カイルだったのだから、

当然改めて挨拶にしに来るべきなのだろう。


サジは肯定も否定もしなかった。

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