ふたつの想いが重なるころ
「まぁあたしにまかしとき!
あたしの方は協力してなんて言えへんから。
眞緒に悪いやろ?」
眞緒と誠はいとこ同士やった。
眞緒と崎が付き合い始める前、
誠は眞緒から相談を受けていたらしい。
「いや、でも俺は夕のこと応援するで。
なんか、夕とおる方が崎らしい感じすんねん」
「そうなん?」
「うん。なんか眞緒とおる崎は崎らしくないねん」
「そうなんや…
ほな協力頼むね!」
「まかしとき!」
「着いたで。降りよ」
あたしたちは電車を降りてホームに立った。