キミに極上の恋物語を


撫でられる髪と、指先で触れられる頬。

戯れるような会話も、なんだか少しくすぐったい。



どっちが先に好きになったかなんて、恋人同士の二人には定番の話も

今の私たちには照れが多過ぎた。



『お前がグラウンドよく来てたから気になってた』

『え、そ…そう?うーん、元々は小説のイメージを膨らませるためだったけど、私はすぐに気になりだしたよ』

『じゃあ同じくらいか?』

『あ、でも私は一年のときから知ってたし。好きっていうのとは違うかもしれないけど……、ちょっとカッコいいなって思ってた』

『……なんだよそれ。恥ずかしくなること言うなよ』

『だって…』

『それならオレだって、クラス発表の紙を背伸びして見てる小せぇ女がいると思ったらお前だったし。あの時は、こいつなら一生守ってもいいかなって思ったけど?』

『それは大袈裟っ』




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