★まいんどはーと★
「女だろうと…絶対に許さねぇ…」
ゾッと寒気が全身に伝わった
まるで…獲物を狙う、野獣のような瞳であたしを見つめる
そして…その瞳からは怒りにみちあふれていた
こ、恐い…
この男…本気で怒ってる…
一瞬でそう悟った
じゃあ…
「…じゃあ、あんたが最低男じゃないなら…あんたはなんだって言うのよ」
あたしは、謎をあいつにぶつけた
「俺は…」
一瞬…、あいつの瞳の怒りが消えた気がした
「いい加減にしろ…疾馬」
突然、凜っとした相手を挑発しない言葉づかいが…
この声っ!!
「亮司お兄ちゃん…!!」