★まいんどはーと★
「おっ、いたいた! 亮、さっき女見なかったか?」
「…っ!!」
「─……」
こ、こいつ!!
てっ…、お、同じ顔がふ、二つ!!
「翔馬、良いところに…紹介するな!」
そう言って、あたしを前に出した
「わっ…!りょ、亮司お兄ちゃん」
「あ…! お前っ…」
あたしを見た瞬間、驚きを隠せないような顔をしながらあたしを見つめる…
「コイツ、俺の幼なじみの胡桃。んで…胡桃、アイツは疾馬の双子の弟、翔馬だ。」
そう言う、亮司お兄ちゃんの言葉を聞きながらも、あたしは二つある同じ顔を交互に見ていた