★まいんどはーと★
 


な、なんなの?


…こいつ



掴まれた腕に力が増してきた…



いっ…痛



「…お前って、勢いがあるだけのただの女。」



そう言って、あたしを鋭く見つめる。




…目付きが


変わった…?




「何が…、言いたいのよ?」



そう言うと、鼻で笑い始めた



「お前は、俺の物になるんだって事だよ」



そう言って、耳元で囁く。


「…っ?!」



な、なんなのこいつ!!




「あたし、あんたの物になんてならないっ!」



「はっ、そう言ってられるのも今の内だ…」



そう言って、あたしにより一層近づく。




……っっ?!



い、イヤッ…!!




━ダンッ!!━




壁を思っいきり叩く音がした。




誰…?



「…邪魔。」



え、疾馬…くん?



「…疾馬」



「二度も言わせるな。邪魔、目障りだ。」




ものすごい鋭い目付きでそういいはなつ。



こ、怖い…。
あたしが言われてる訳じゃないのに…



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