★まいんどはーと★
 


「おい、茶!!」



「…っ?!」



いきなり
なに、こいつ。



せっかく、亮お兄ちゃんといい感じだったのに…!




「なんだ翔馬、茶ぐらい自分でやれよ」




「飯を食ったら、茶を出すのが普通だろ?女の癖に気が利かねぇな。」



なっ…!



「お前なぁ、そんな言い方ないだろ?作って貰っただけ感謝しろよな」



仕方ないな…と言わんばかりにお兄ちゃんが冷蔵庫に向かった



「お兄ちゃん、大丈夫。あたしやるよ?」



ここまで言われて、亮お兄ちゃんにやらせるわけにはいかない。



それに…




「はい…、どーぞ!」



「最初から、そうしろよな?」



こんなエロ野郎に負けた気がして嫌だし。




「お兄ちゃん達もどーぞ。」



「ありがとう、胡桃。」



「…自分でするからいい」


「…え、ああ…ごめんね」



って、なんであたし疾馬くんに謝らななんないの?




「……いらない。」




「…えっ?」



「あ、おい碧!」



そう言って、どこかへ行ってしまった。



「たく…、碧のやつ。ごめんな胡桃…あいつは悪気があってやってる訳じゃないから」



「あ、うん…」



多分…、
いや絶対に悪気あると思うけど…



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