★まいんどはーと★
「えっと…、あの?!」
驚いて、勢いよく前を見た。
「君、可愛いんだからそんな事言って、ケガなんてしたら大変だよ?」
そう言って、眩しいぐらいの微笑みを見せた。
?!
この感じ、誰かに似てる。
「亮二お兄ちゃん…。」
「……?俺は、凌馬だけど?」
キョトンと拍子抜けになって、あたしを見つめる。
「あ、えっと…すいません!」
ヤバい、余りにも亮二お兄ちゃんに似てたから…。
思わず、声に出しちゃったよ。
…は、恥ずかし過ぎる!!
「ぶ、ぶつかってどうもすいませんでした!!
それでわ!」
「えっ…?ちょっと、君!」
そう言って、あたしは
恥ずかしのあまりに逃げてしまった。
びっ
ビックリした~!!
世界には、似てる人が三人いるって言うけど
「…本当にいるんだ。」
でも、声とかは似てなかった
撫でてる手とか微笑みが凄く似てたなぁ…。
「何がいるんだ?」
?!
「お前って、逃げ足は早いんだな。まぁ…俺は、その方が燃えるけど」
そう言って、あたしをイヤらしく見る。
エロ野郎?!
な、なんで!!