今日から天使
私はいつも通り、無表情で、仕事をこなした。
8件を終え、最後のひとつ。
着いたのは、夕方だった。
ベットには美しい少女が眠っていた。
彼女を起こそうと、肩に手をかけようとしたとき、その少女は自ら起き上がった。
17、8歳位だろうか、私を見て、子供のように、『だあれ』といった少女に、私はこれまで感じたことのないものを抱いた。
いつもならすぐに掛け声をかけるのだが、無性にこの女の子と話したい気がした。
今日はもう終わりだったので、私は少しだけと思い、少女と話した。
相手と話すことは別に過ちではない。
むしろ奨励される。
だが、私はその話が大抵苦痛だったので、普段は聞かなかった。
彼女は、私が死神になってから話した二人目の人間だ。