我、排球部。

「今日から四年生は、六年生とペアを組んでパスしてもらう。」

先生が言う。

い、いきなり!?

うちは焦った。

何気に遠い存在であった六年生と、二週間でパスをさせてもらえるなんて…

奇跡や!!!!!

うちは一人で舞い上がった。

「ひ…広海キモ…。」

隣にいたユカリに言われた。

「え?何がぁ?」

「顔がニヤニヤしとったよ。」

…顔に出とったらしい。

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