初雪の日の愛しい人[短編]
「――…あんたは、2番目なんだから」

 あたしはベッドから体を起こして、彼の隣にならんで初雪を見た。

「はあ?」

「1番は、あたしの親友なの」

「…やけるね」

「うん、一生、ヤキモチやいててよ」

 ――ねえ、ミシェル。

 あんたはあたしの最高の親友で、そっちでは一番きれいな天使なんだろうね。




 ――ありがとう、心から。愛をこめて。

 


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