恋文
夜明けの温度
いつもの部屋

いつものベッド


隣に感じる、彼の体温


何故かいつもより目覚めがいい、日曜の朝。


だけどそれは私だけみたいで

彼は隣で深い寝息をたてている。


AM 7:30
肌寒い2月の朝
カーテンの隙間からまだ登りきらない朝日が差して少し眩しい


起こさないようにゆっくりとベッドを出ると、カーテンを直し、また隣に寝そべる

ほんの一瞬ベッドを出ただけなのに、毛布を通して伝わって来る体温が、とても暖かく感じる


どうして同じ人間なのにこんなに暖かいんだろう

なんでこんなに安心するんだろう

穏やかな寝顔をくずさないようにそっと、体を寄せる。



そんなことを考えるうちに私もまた、二度目の浅い眠りに落ちた。


< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop