恋文

思惑

『吉祥寺に行ってみたい店があるんだ…一緒に行かない?』

下心を隠す気も無いくらい、お決まりな誘いに少しうんざりしながらも、確かに興味は惹かれていた。

『いいですよ、吉祥寺なら近いし』

いつもより少し短いスカートに着替え家を出る。

何かを期待していないと言えば嘘になる。




その日私は彼と

体を重ねた。

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