罪恋



次の日、教室には真央の姿があった。


「真央、もう風邪大丈夫か?」


「うん、ネックレスありがとね」


「それ、俺もつけてる」


「俊君とお揃いなの?」


「嫌だった?」


「…凄く嬉しい!ありがとうっ」


「別に…昨日誕生日だったから買っただけ」


俺が少し照れたように言うと真央は満面な笑顔で笑っていた。


真央の笑顔をみると幸せになれるんだ。


〜eternal love〜
(永遠の愛)


ただ一緒にいれたらそれだけで幸せだ。


俺達は何があっても、変わらない。


だから、この文字を選んだんだ。


きっと…
ずっと…
永遠に…変わらない。



そう思ってた。



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