赤の世界
「で、どうすんの?」
ここはもう景の家。
コーラを飲みながら
景がふと真面目な顔をした。
さっきまでの笑顔が消えて
いつもは優しいまるっこい目が
どこか俺を責めるように見えた。
「シオリ束縛強そうだもんなー」
「…うん」
景が飲んでいいよと
コーラを手渡してくる。
それを受け取りながら
また体が怠くなっていく。
「俺さぁ、悠の遊び癖はすごく心配だけど、当人同士の問題だから口は挟まないつもりだったんだ」
「…そうなんだ」
「うん、でも…」
景の表情がより真剣になる。
優しいはずの目が痛い。