赤の世界
 
「で、どうすんの?」



ここはもう景の家。



コーラを飲みながら
景がふと真面目な顔をした。

さっきまでの笑顔が消えて
いつもは優しいまるっこい目が
どこか俺を責めるように見えた。





「シオリ束縛強そうだもんなー」

「…うん」





景が飲んでいいよと
コーラを手渡してくる。

それを受け取りながら
また体が怠くなっていく。





「俺さぁ、悠の遊び癖はすごく心配だけど、当人同士の問題だから口は挟まないつもりだったんだ」


「…そうなんだ」


「うん、でも…」





景の表情がより真剣になる。

優しいはずの目が痛い。


 
< 27 / 186 >

この作品をシェア

pagetop