赤の世界
「シオリが束縛してくる…」
「…それ普通だから!」
怒られるかも…と思いながら
素直に告げると
ダメ男だなぁと突っ込んで
景はくすくすと笑ってくれた。
そうしてすぐ
鞄に荷物を詰め始める。
「もたもたしてると、シオリ教室まで来るよ?」
景のもっともな指摘に
俺も鞄を持った。
話し合いなんて出来ない。
正論はどうせ俺にはない。
「景ん家でかくまって!」
笑いながら走り出す。
「いつも来てるじゃん!」
景も一層笑って
走りながら2人で教室を出た。