魅惑のヴァンパイア
「ヴァンパイアの嗅覚を侮ってはいけないよ。君が人間であることも、経験済みであることも全て匂いで分かる」


「匂い?」


そうか、だから皆犬歯を見なくても、私が人間だって分かったんだ。


でもそれにしたって処女かどうかまで分かるなんて……。


「処女はヴァンパイアの好物だからね」


ピーターは目を細めて言った。


「ヴラドに血を吸われたことはあるかい?」


「血を!? まさか! 血を吸われたらヴァンパイアになってしまうじゃないですか!」


ピーターは突然笑い出した。


私……なんかおかしいこと言ったかな?
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