魅惑のヴァンパイア
「そう……それでいいんだよ」


耳元で囁かれると、息が吹きかかって、背中がゾクっとした。


撫でるような手付きで、背中を触られると、身体がビクっと反応した。


アルコールのせいなのか、頭と身体がぼ~っとして、芯が熱くなっているのが分かる。


絡められた手。


耳にかかる吐息。


「んっ……」


 思わず声を漏らしてしまった。


「ヴラドによく調教されているみたいだね」


「ちょ……調教?」


「奪われたんだろう? 処女を」


「なっ……!」


突然発せられた言葉に、思わず身体を離れようとすると、ぐいと引き寄せられ阻止された。
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