魅惑のヴァンパイア
――死?
「まさかヴラドは君に、死の呪いを告げずに抱いているのかい?」
胸がドクンと鳴った。
ピーターの驚いた顔。
不吉な……予感がした。
「死の……呪いって何ですか?」
震える声で、ピーターに聞いた。
ピーターの目を見ることができなかった。
「その昔……ヴァンパイアの王がかけた呪いさ。人間とヴァンパイアが愛することを禁じた呪い。人間とヴァンパイアの間に子供はできないけれど、例外として、お互い心から愛し合うと妊娠してしまうんだ。しかし、下等な人間と愛し合うことを忌み嫌った王は、子供を生むと女が死んでしまう呪いにかけた。
一千年以上前から続く、死の呪いさ」