魅惑のヴァンパイア
心臓に、ザワザワザワっと鳥肌が立った。


愛し合うと、死ぬ呪い……?


「今すぐに、関係を絶つか、ヴァンパイアにしてもらうか決めた方がいい。君ならきっと、醜い怪物にはならないさ」


「醜い……怪物?」


「そうだ、この会場にもいるだろう?ヴァンパイアになりそこねた醜い者達が」


「コクーンのこと?」


「そう、美しく、強い心の持ち主でなければヴァンパイアになれない。血の儀式をすれば、誰でもヴァンパイアになれるわけではないんだよ。僕達は……選ばれた種族なのだから」


ドクドクドク……。


心臓が煩い程悲鳴をあげていた。


それがアルコールのせいなのか、ピーターが言ったことに関してなのか、朦朧とした頭では判別できなかった。


頭が付いていってない状態で、ピーターはなおも話を続けた。
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