魅惑のヴァンパイア
「ヴラド伯爵様だ!」


「何!? ヴラド伯爵様がなぜこんな所に!?」


皆が驚きながら、彼を見つめる。


そんな視線など、彼は全く気に留めない様子で、ただ舞台の上にいる私をジっと見つめていた。


顎が何重にも重なった怪物は、悔しそうに、火のついた葉巻をボリボリ食べ始めた。


「パパ~~」


象の仮面を被った男の子は、「どんなに大金があっても、伯爵に立てついちゃいかん!」と怒られていた。


「……決まったようですね。では、1ギレスでお買い上げ~~~~!」


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