魅惑のヴァンパイア
――――…

女の人や子供たちの笑い声で目が覚めた。


質素な部屋。


でも、カーテンから零れる日の光と、暖かさ。


そして何より、幸せそうな笑い声が心地良かった。


肩の力が、ふっと抜ける。


笑い声につられて外に出ると、5、6人ほどの女性たちが快活に笑いながら仕事をしていた。


大きな桶にたっぷりと入った水の中に衣類を入れて、平たい木の板を使って洗濯している。


その周りを、2、3人の子供たちが元気に走り回っていた。


とても楽しそうだ。


私はその様子を、塔の影に隠れるようにして見ていた。


すると、柔和な顔をしたおばさんが私の存在に気が付くと、大きな口を開き、ニッと笑った。


「シャオン様! おはようございます。そこは影になってるから寒いでしょう。こっちにいらっしゃいな」
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