汚いエッセイ
今もこの世界のどこかに、あの子はいる気がする。

あの時、二人きりで夢の世界を独占したことを、俺が覚えているから。


かつて、俺の夢は、俺だけのものだった。そう。その世界は俺のものだった。

でもあの一瞬は、俺が恋をしていたときは、二人のもの。

いや、世界はあなたのものだった。



俺は今日も眠るとき、強く願わずにはいられない。


また夢の彼方へ旅したい。
あの子と会いたい。
そして聞きたい。


「あなたは誰なの??」




これは俺の見た夢と、
そして現実のお話。
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