五月雨。
「あんたさ、かながどんな気持ちでここまで来たかわかってんの!かなと寝るだけ寝て…重くなったら捨てるわけ!?」
「ふざけないでよ!かなはあんたが思ってる様な女じゃないんだから! 」
ハァ…
リョーコが咳を切ったように
そう言い終わると…
コツコツとヒールの足音がして…
「話はわかったから、今日は帰ってくれませんか?なるには私からちゃんと話すから。みんな見てるし…」
優しい声のトーンで
背の高い、大人の女性が
そう言った。
「れいなさん…」
なる君がその女性を見て呟いた。
「なるも謝りなさい。あそこにいる彼女にも…」
なる君はリョーコと私をチラッと見て
「ごめん。」
と、呟いた。
リョーコは
「これ以上、かなに関わらないで…」
と、冷たく言い放ち
私の腕を掴んでクラブを後にした…