初恋タイムスリップ【完】

変化

家に帰り、部屋のベッドに寝転んだ。



過去に戻る夜、光が落ちてきた天窓を眺めた。


過去にきて半年が経ったんだ…



私、何やっているんだろう…




ただ単に、成海くんと別れた日に戻って、別れない選択をしたかった。



成海くんの事をたくさん知って…

自分の知っていた成海くん以上に優しくて…

もっと好きになって

ずっとずっと一緒にいたいと、

未来に戻った時も、私の隣に成海くんがいますようにと願った。





でも

成海くんには夢がある。


東京でお医者さんになる。




24歳の成海くんは、どこで何をしていたのかわからない。



私は自分勝手に、一緒にいる未来を願って修正しにきたけど、

そのこと以上に、今はどうか…

どうか成海くんの夢が叶っている未来でありますようにと、願う自分がいる。




じゃあ


残りの半年間どうすればいいの?



お母さんは、お父さんが頑張ってくれたから、もう大丈夫だと思う。



じゃあ


もう未来に戻ってもいいんじゃないの?



いる意味ないんじゃないの?


本来なら成海くんと私は中2の3月28日に別れていて、中3の受験の時は付き合っていなかった。



たがら学校以外で会うこともなかった。

成海くんはきっと一生懸命受験勉強をしていたと思う。

でも今は

修正したことによって、私たちは付き合っていて、

成海くんの勉強の妨げになってはいないだろうか。

私は成海くんの夢の邪魔をしてしまったんじゃないだろうか。



過去に戻って


初めて


“未来に帰りたい”と思った。










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