短編集 cafe an
「お待たせいたしました。カプチーノでございます。」


谷原さんの前にソーサーを置く


彼女は香りを堪能すると
一口飲んだ


「…美味しい。
やっぱり、店長の入れるカプチーノは格別ね。
他のお店と比べて、甘味があるし…まろやかだもの。」



「ありがとうございます。」


嬉しくて思わず笑みがこぼれた


< 20 / 34 >

この作品をシェア

pagetop