人差し指を唇にあてて…
プロローグ
代々続く大企業、真井田財閥の社長令嬢。

幼い頃からお父さんの背中を見て育ち、会社を継ぐのは私の役目で、政略結婚なんてグループの為なら当たり前だと思っていた。

トラウマもできるほど、大人の汚れた世界も見てきたし、恋とか愛なんてない……


これが普通だと思ってた。



でも、それは

実は、私の思い込みで、
精一杯の強がりだったんだと

今は思うんだ。


自分に正直に生きる――…

たとえそれが"真"じゃなくても。

きっと、
それが本当の道。
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