人差し指を唇にあてて…
第一章

Secret1

電話が鳴っていた。


「ふぁ~」

カーテンから洩れる光が眩しく思いながら目を覚ました。

そしてまだ鳴りつづけてる電話を無視して、制服に着替える。


白いシャツにベージュのカーディガンをはおい、赤のチェックスカートを膝上まであげ、黒のニーハイをはいて、最後に学年別のリボンをつけた。

仕上げに軽くメイクして完成。



何気ない毎日の始まりのはずだった。
 
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