Curvilinear.8
「確かそのフォルダ名は…」
「U.R.O…」
っといいタイミングで矢野が調理実習室に入ってきた…
「U.R.O.ってなんだよその意味?」
「まだわからんよ…暗証番号を今調べてそれらしい番号を当てはめてんだが…どれも弾かれてな…まぁ1日徹夜すりゃぁ明日には中に何が入ってるかわかるさ…」
「って事はやっぱり今日はここで寝泊まりしねぇといけないって事か」
「そう言う事だ…」
「とりあえず晩飯食べたら俺と草沼は布団とか探そう…」
「OK友也、慶太郎はどうする?」
「サポートはもう充分だからな…慶太郎も友也達と行動してくれ」
「わかった」
「私はどうしようかな…」
「木坂は飛田壬の看病を岩島と一緒にしてやってくれ」
「友也君がそう言うなら…わかった」
「みんなもう少し待ってくれ…俺が何とかするから」
「信じてるぜ矢野」
「あぁ」





時間はPM20:00をまわっていた…晩飯を食べ終わった矢野は再び職員室に戻り委員長は保健室に向かった…俺と友也と慶太郎は日用品を探しに教室を探索した…
「探せば出てくるモンだな…」
「あぁ…布団は勿論、下着とか替えのシャツとかあったとはな…」
「タバコもワンカートンあるし」
「草沼…いい加減タバコ止めろよ…」
「ばっか…吸わねぇとなんかイライラすんだよ…んじゃ俺屋上で吸ってくるわ」


っと俺はタバコとライターを持って屋上へ行った…
屋上に出て上を見上げると暗闇の中…星が輝いていた…そして…
「あら…後輩…」
「小宮…先輩?…小宮先輩もタバコですか?」
「まさか…あたしはタバコ嫌いなの…あなたタバコ吸うの?」
「えぇ…まぁ」
「ならどうぞお一人で…あたしまだご飯食べてないから頂いてくるわ」
「はいはい…」
っと小宮先輩は屋上をあとにした…
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