妹A ~5人兄弟+1~
「…この音、水が流れる音…、好きなの」



静かに流れる水の音が、夜の空間に心地良く響いて行く。



「オレも好きだな。癒される」



スバルもゆっくり下りて行く。



「ね?落ち着くよね?」



2人ともさっきよりちょっとだけ声のトーンを落として話した。



夜の音を邪魔しないように。




どちらからともなく、2人は土手に座り込んだ。



一定の距離を置いて。



「時間、いいのか?」



「うん」



2人は黙って、ただ川面を見つめた。



どれくらいこのままだったろう。



スバルが静かに口を開いた。



「行こうか?」



「うん」

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